入荷情報

写真:悦凱陣 純米酒無ろ過生 丸尾神力

悦凱陣 純米酒無ろ過生 丸尾神力

¥4,052.-(1.8L、税込)

香川県琴平町の「丸尾本店」より“悦凱陣 純米酒無ろ過生 丸尾神力”が新入荷。

令和4醸造年度の“悦凱陣”、仕込みタンク40号の“丸尾神力”が味のり抜群で新入荷してきました。今回の仕込みに使用した〈神力〉米は約100年前、兵庫県揖保郡の丸尾重次郎が発見。当時種籾はわずか三穂。しかし〈神力〉は食糧難時代の救世主として全国にひろがり、日本の水稲作付の1/5を占める時代もありました。現在では見かけることも少なくなりましたが、非常に太く力強いお酒を醸すのに適したお米として知られています。

フルーティーな香りと〈神力〉特有のコクのある旨み。「丸尾本店」特有の穏やかな旨みと膨らみが口の中で広がり、重さを感じさせず心地よい余韻を味わうことができる良酒。穏やかな立ち香は、どんな料理の邪魔をすることなく、それでいて無骨でしっかりした味わいが楽しめるお酒です。飲むほどに、“悦凱陣”の実力がほとばしる逸品!

写真:風の森 雄町 507 CHALLENGE EDITION

風の森 雄町 507 CHALLENGE EDITION

¥1,980.- (720ml、税込)

奈良県御所市の「油長酒造」より“風の森 雄町 507 CHALLENGE EDITION”が新入荷。

今までの経験を活かし、特徴あるお酒を目指す試みとして醸造する“風の森 CHALLENGE EDITION”。今回は、以前“風の森 純米大吟醸しぼり華 雄町”として醸していた岡山県産〈雄町〉を50%精米したお酒、なんと16年ぶりの復刻となります。

ファンの方々からも『もういちど飲んでみたい!』との声の多いお酒ですが、終売から16年の時を経て、醸造スタッフの担当入れ替えや新たなスタッフも加入した今、あえて“CHALLENGE EDITION”として限定醸造。50%精米で醸す〈雄町〉とは何かを考え、絹のようになめらかな質感や、儚い甘さの透明感ある味わい、熟しきらないイチゴの如き香りを目指しました。

溶けやすい〈雄町〉ならではの特性を活かし、ツルンとしたなめらかな質感、ボディを感じる仕上がり。“風の森”の中ではもっともスウィートな設計のお酒といえるでしょう。爽やかな甘みとフレッシュでジューシーな味わい。それでいてスッとキレる、爽快な1本です!

写真:山形正宗 “シードル正宗-ふじ-”

山形正宗 “シードル正宗-ふじ-”

¥2,482.-(750ml、税込)

山形県天童市の「水戸部酒造」より“シードル正宗-ふじ-”が新入荷。

全国の日本酒の中でも、たいへんレベルの高い山形県。その中においても、しっかりした味わいで人気が高いのが「水戸部酒造」の“山形正宗”です。

今回初お目見えとなるのが、その「水戸部酒造」で醸した、その名も“シードル正宗”。蔵のある天童市干布地区は、実は果樹王国・山形県でも特に名産地として名高い土地柄。実は、蔵の南側には「水戸部酒造」自社所有のりんご、さくらんぼ、栗などの畑が広がっており、この恵みを何らかの形にできないかと、長年にわたり構想していました。そんな中、元蔵人でもある農家さんにシードル醸造のアイデアを相談したところ、イッキに話が進み実現に至りますが、実は今回の“シードル正宗”は、「水戸部酒造」としてのセカンドヴィンテージ。最初の年は、思うような品質に至らず発売を見送りました。それだけに醸造技術の向上を経て、今回販売に至った“シードル正宗”には、一方ならぬ思い入れがあります。

今回のバッチには〈ふじ〉を使用。りんごのフレッシュなフルーツフレーバーと、心地よい酸味が特徴的。瓶内二次発酵により生じるきめ細やかな泡立ちが、アロマや果実味をより引き立て、爽やかな後味へとつながります。厚みのある華やかな果実香がグラスいっぱいに広がり、食欲がそそられること請け合いの1本。“山形正宗”の新しい1ページ。ぜひ、たくさんの方にお飲みいただきたいシードルです!

写真:ゆきの美人 貴醸酒 山田錦

ゆきの美人 貴醸酒 山田錦

¥2,420.- (720ml、税込)

秋田県秋田市の「秋田醸造」より“ゆきの美人 貴醸酒 山田錦”が新入荷。

秋田駅からクルマで約10分。秋田市内のほぼ中心に位置するものの、まるで酒造りを行う蔵元とは、思えないような蔵の外見の「秋田醸造」。しかし、その蔵の中では、微生物との対話の中で、非常にすばらしいお酒が醸されています。そんな探求心溢れる「秋田醸造」の小林社長が、研究に研究を重ね生まれたのが、こちらの“ゆきの美人 貴醸酒 雄町”。

“貴醸酒”とは、三段仕込で行う日本酒のモロミ管理の最終段階である『留仕込み』において、仕込み水の代わりに日本酒を使う製法。酒を酒で仕込むだけあって、味わいは奥深く、濃醇な甘みと適度な酸味やすっきりとした後味があります。

立香は、メロンを思わせるような爽やかな香り。口に含むとトロピカルフルーツのような南国系の香りが広がります。“ゆきの美人”特有のフレッシュで酸の利いた味わいの魅力そのままに、貴醸酒の特徴でもある、濃醇な甘みを存分に感じながら、複雑な酸味がキレイに調和し、爽快な飲み口が楽しめます。貴醸酒ながら、ぜひ食事と合わせてお飲みいただきたい1本です!

写真:初亀 瓶内二次発酵貴醸酒 習作2024-01

初亀 瓶内二次発酵貴醸酒 習作2024-01

¥4,400.- (720ml、税込)

静岡県藤枝市の「初亀醸造」より“初亀 瓶内二次発酵貴醸酒 習作2024-01”が新入荷。

『酒は造るのではなく、生まれるまで育てるもの』の精神のもと、数々のチャレンジを続けてきた「初亀醸造」。その「初亀醸造」による技術の研磨と目的とした新たな取り組みが、こちらの“習作”シリーズ。今年の“習作”第一弾として“初亀 瓶内二次発酵貴醸酒 習作2024-01”が入荷してきました。

『静岡の乾杯酒』をテーマに掲げ、開発に着手。二次発酵時に醪を添加し、瓶内で炭酸ガスを自然発生させる、いわゆる『シャンパーニュ製法』に倣って醸したスパークリング日本酒。今年は初めての仕込みとなる“貴醸酒”でのスパークリング。“貴醸酒”とは、三段仕込で行う日本酒のモロミ管理の最終段階である『留仕込み』において、仕込み水の代わりに日本酒を使う製法。酒を酒で仕込むだけあって、味わいは奥深く、濃醇な甘みと適度な酸味やすっきりとした後味があります。

フレッシュでジューシーな味わいが際立ち、食事とも合わせやすい位置づけ。ライチとグレープフルーツを合わせたような、やさしさ溢れる甘みと酸味に、心地よいガス感がまとわり、爽やかな味わいに仕上がっています。シャンパングラスに注いでいただくと見た目にも非常に美しく、繊細な味わいを存分にお楽しみ頂けることでしょう。“習作”とは芸術の分野で、練習のために作品を作ること。まさに、「初亀醸造」の未来が垣間見える、意欲的なお酒といえるでしょう!

写真:小夜衣 純米吟醸酒 美山錦

小夜衣 純米吟醸酒 美山錦

¥2,904.-(1.8L、税込)

静岡県菊川市の「森本酒造」より“小夜衣 純米吟醸酒 美山錦”が新入荷。

全国的にも評価の高い静岡酒の中でも、ひときわ特徴的で孤高の静岡酒として静岡県内で人気の高い「森本酒造」の“小夜衣”。森本社長兼杜氏と息子・圭祐氏で酒造りから販売までを行う、小さな小さな蔵元ですが、そのバイタリティー、キャラクター、そして何よりもその高い酒質は近年注目の的です。

こちらの“純米吟醸酒 美山錦”は、息子である圭祐氏がすべての工程に携わり、醸造責任者としてのこだわりが随所に詰まった心意気の1本。ふるさと・菊川の山、水、風土を大切に感じつつ、「森本酒造」の持ちうる技術の粋を詰め込んだ1本。原料米には〈美山錦〉を全量に使用。南アルプスの支脈である、粟ヶ岳に源を発する菊川の伏流水を仕込み水に、500kgの小仕込みタンクで丁寧に醸し、小袋にて丁寧に搾りました。穏やかでふくよかな香り、口中でフワッと広がる米の甘み、対照的に日本酒度+7.0が織り為す辛さをを伴う、豪快なキレ。静岡酒らしさの中に、しっかりとした意志を感じる“小夜衣”。静岡県内はもちろん、ぜひ県外の方にも知っていただきたいお酒です!

写真:ゆきの美人 純米吟醸 百田

ゆきの美人 純米吟醸 百田

¥3,630.- (1.8L、税込)

秋田県秋田市の「秋田醸造」より“ゆきの美人 純米吟醸 百田”が新入荷。

全国でも有数の酒どころとして古くから知られる秋田県。その中心である秋田市の、そのまた中心に位置するのが「秋田醸造」。一見、本当に酒造りをしているのか、と疑ってしまいそうな蔵の外見。しかし、その蔵内には最新の醸造技術と伝統に培われた人の手による経験が絶妙にマッチングし、すばらしいお酒が醸されています。

こちらの“ゆきの美人 純米吟醸 百田”は、秋田県農業試験場にて開発・育成された新品種の〈百田-ひゃくでん-〉を全量に使用。〈百田〉は、秋田県では気候的に栽培が厳しい〈山田錦〉並みの酒米を栽培できないか?というところから、開発に着手。長年に渡る研究・育成の結果、母には、さらにその母方に〈山田錦〉を持つ〈秋系酒718号〉、そして父にはやはり同じく母方に〈山田錦〉を持つ〈美郷錦〉との交配により新酒造好適米〈百田〉が誕生しました。

精米歩合は55%、丁寧に丁寧に醸された秋田美酒。ひと口含むと、心地のよい上立ち香、ふくよかな味わい、爽快なフレッシュ感も持ち合わす、レベルの高い1本です。地元米の特性を引き出した清楚な旨酒。秋田県への”愛”を味わいの端々に感じる逸品です。

写真:LAZY MASTER〜Muso~

LAZY MASTER〜Muso~

¥6,500.-(500ml、税込)

静岡県沼津市の「FLAVOUR 沼津蒸留所」よりジャパニーズクラフトジン“LAZY MASTER〜Muso~”が新入荷。

静岡県東部に位置し、伊豆半島の玄関口でもある沼津市。富士山と駿河湾に囲まれた立地のよさで、1年を通して温暖な気候が続く穏やかな地域である沼津市は、海の幸が楽しめる沼津港があるほか、ミカン畑や茶畑など農作物の栽培も盛ん。海の幸・山の幸ともに溢れる、まさに自然に恵まれたエリア。そんな沼津市街、狩野川のほとりに、静岡県初のクラフトジン蒸留所として、2020年に創業したのが「FLAVOUR 沼津蒸留所」。香り付けのメインに、静岡県東部や伊豆半島で採れるボタニカルを使用し、『フタを開けると沼津の香りがするお酒』をコンセプトにした静岡産クラフトジン「LAZY MASTER」は、すでに県内外から多くの人気を得ています。

こちらの“LAZY MASTER〜Muso~”は、沼津市でとれる〈大中寺いも〉を原料に作られる焼酎“夢窓”をベースアルコールに使用したクラフトジン。ジンの香り付けには、いもの名前の由来となった『大中寺(1313年開山)』の境内でとれる榧(カヤ)、楠(クス)などの日本ならではのボタニカルを使用。榧の実と葉にはグレープフルーツのような芳香があり、種子は榧実(ひじつ)として漢方にも用いられています。また楠には様々な薬効があるとされ、独特な芳香が特徴的。ジュニパーベリーにこれらのボタニカルをあわせ、どこか郷愁を誘うような香りに仕上げました。

静岡県東部、沼津の魅力を詰め込んだ、爽やかかつしっとりと味のあるクラフトジン“LAZY MASTER〜Muso~” 。さまざまなクラフトジンがある中、今注目の静岡産クラフトジンといえるでしょう!

写真:不二正宗 純米 五百万石 柑橘の不二

不二正宗 純米 五百万石 柑橘の不二

¥3,080.- (1.8L、税込)

宮城県村田町の「大沼酒造店」より“不二正宗 純米 五百万石 柑橘の不二”が新入荷。

創業は江戸時代中期の正徳二年(1712年)。紅花などの拠点として栄えていた、現・宮城県村田町に「大沼酒造店」は誕生しました。明治三年、視察で訪れた初代・宮城県知事の松平正直が、飲んだお酒の味わいに感動。この世で一番のお酒になるようにと、その酒を"乾坤一"と名付けましたが、実はそれ以前は、創業以来"不二正宗"という銘柄で販売されておりました。2022年3月に村田町を襲った大きな地震で建物が崩れるなど、被害を受けた「大沼酒造店」でしたが、その復興を機にかつての銘柄名を復活させ、意欲的に取り組む試験醸造酒などに、この“不二正宗”の名を冠しています。

こちらの“不二正宗 純米 五百万石 柑橘の不二”は、富山県産〈五百万石〉を使用した純米酒。あえて低精米の70%扁平精米。地球温暖化の影響を受け、高温障害などお米の生育への影響が増える中、恒久的に酒造りを継続していくため「大沼酒造店」でもさまざまな取り組みをしていますが、扁平精米など新しい技術の導入ももそのひとつといえるでしょう。

香りはまるでメロンのような、スッキリした若い果実香。味わいは〈五百万石〉を使用したお酒としては、意外にしっかり系。スッキリとしっかり、相反する印象が口の中で一体となる面白さが、このお酒の個性といえるのではないでしょうか。瑞々しくフレッシュな味わいで、キリリとした酸も心地よく、スッキリとキレの良い後口。ついつい盃を重ねてしまう1本です!

写真:田酒 山田錦の両親の酒〈渡船2号,山田穂〉

田酒 山田錦の両親の酒〈渡船2号,山田穂〉

¥12,210.- (720ml×2本、税込)

青森県青森市の「西田酒造店」より“田酒 山田錦の両親のお酒〈渡船2号,山田穂〉”が新入荷。

明治11年の創業以来、伝統の技と革新の気概で、常に進化し続ける酒造りを探求する、青森の雄「西田酒造店」。こちらの“田酒 山田錦の両親のお酒〈渡船2号,山田穂〉”は、先人を敬い、そして未来へ文化を伝えていきたいと考える「西田酒造店」が贈る、飲み手の遊び心をくすぐるセット。

酒造好適米の最高峰といわれる〈山田錦〉は、大正12年に兵庫県立農事試験場で、〈短稈渡船=渡船2号〉を父、〈山田穂〉を母とし、人工交配を行い、選抜固定ののち〈山渡50-7〉の系統名がつけられ、その後品種比較試験を経て、昭和11年に誕生しました。こちらの酒は、その父親に当たる〈渡船2号〉、そして母親にあたる〈山田穂〉を40%までそれぞれ精米。まったく同じ条件下で、低温によりじっくりと吟醸仕込みされ、さらに、瓶詰め後氷温により1年間の熟成を経て出荷されたものです。

それぞれの香り、旨み、コク、味の厚み、繊細さ、余韻。その全ての違いを五感で感じつつ、比較しながらお楽しみいただけるセット。ふたつのお米の違い、さらには〈山田錦〉や酒造好適米の歴史のロマンを思い浮かべつつ、盃を傾けるのもまた一興。