
山形正宗 “シードル正宗 樽熟成”
¥2,482.-(720ml、税込)
山形県天童市の「水戸部酒造」より“シードル正宗 樽熟成”が新入荷。
全国の日本酒の中でも、たいへんレベルの高い山形県。その中においても、しっかりした味わいで人気が高いのが「水戸部酒造」の“山形正宗”です。
今回入荷してきたのは、「水戸部酒造」で醸した、その名も“シードル正宗”。蔵のある天童市干布地区は、実は果樹王国・山形県でも特に名産地として名高い土地柄。実は、蔵の南側には「水戸部酒造」自社所有のりんご、さくらんぼ、栗などの畑が広がっており、この恵みを何らかの形にできないかと、長年にわたり構想していました。そんな中、元蔵人でもある農家さんにシードル醸造のアイデアを相談したところ、イッキに話が進み実現に至りますが、実は今回の“シードル正宗”は、「水戸部酒造」としてのセカンドヴィンテージ。最初の年は、思うような品質に至らず発売を見送りました。それだけに醸造技術の向上を経て、今回販売に至った“シードル正宗”には、一方ならぬ思い入れがあります。
シードルはただドライに仕上げると、その繊細な個性が埋もれてしまうこともありますが、その課題に対し『熟成』というアプローチで向き合ったのが、こちらのお酒。かつて梅酒を熟成させたソーテルヌの古樽を使用。実は梅酒の瓶詰を終え、その梅酒を試飲した瞬間の『この樽に〈ふじ〉のシードルを入れてみたい』という閃きを具現化した1本。樽香は控えめながら、しなやかで奥行きのある印象。冬から春にかけてゆっくりと熟成を重ねる中で、リンゴのやさしい香りと味わいに、ほんのりとした深みと丸みが加わり、食中酒として心地よい仕上がり。ぜひ、ワイン好きな方にもおすすめしたい、落ち着いた苦味と余韻が特徴のシードルといえるでしょう。
素材の風味を活かした料理や、塩味・こうばしさのある料理との相性は抜群!脂や塩気をスッキリと流しつつ、料理の輪郭を引き立て、食欲がそそられること請け合いの1本。派手さではなく、食卓に自然と馴染むような一体感が魅力的です。ぜひ、たくさんの方にお飲みいただきたいシードルです!