入荷情報

写真:S風の森 2024☆ 静間/北地区01.

S風の森 2024☆ 静間/北地区01.

¥2,750.- (720ml、税込)

奈良県御所市の「油長酒造 葛城山麓醸造所」より“S風の森 2024☆静間/北地区01.”が新入荷。

令和6年、美しい棚田の真ん中で「油長酒造」の手による「葛城山麓醸造所」、通称「山麓蔵」がついに始動。“風の森”の新シリーズとして、「山麓蔵」で醸した、S(エス)風の森”がスタートしました。この地は標高が約400mと高く灌漑用水が届かないため、山から湧き出でた山水のみで良質の〈秋津穂〉が育つ環境です。しかし同時に、この地の里山は農家の高齢化や後継不足、農産物の生産性の低さゆえ、近年耕作放棄地などもみられ、その持続性に問題を抱えています。お酒の力をこの問題解決に生かしたいという思いが「山麓蔵」立ち上げの経緯でもあります。

『里山を100年先につなぐ』ことを目的とする「風の森里山コミュニティ」によるお酒。今回のお酒は、蔵のまわりの棚田のなかでも、北側に位置する『北地区』のお米のみで仕込んだもの。栽培農家の静間幸一さんによる減農薬化学肥料による〈秋津穂〉をあえて低精白。米の持ちうる味わいを存分に引き出しました。

赤いブドウやバナナのような芳醇な果実の香りがしっかりと感じられます。口当たりはシャープながら、お米由来の酸味や渋みといった複雑味=葛城山麓地区の『大地のエネルギー』の力強さが後口を引き締めます。冷やした状態から徐々に温度が上がり、そのお酒をひと口含むたびに、お米由来のさまざまな味わいの要素を五感で感じていただける1本に仕上がっています。

今回のラベルは、山麓蔵と里山の夕暮れの風景をイメージしたもの。『里山を100年先へつなぐ』を目標に地域の方々と共に歩んでいく酒蔵を目指た「葛城山麓醸造所」。純粋かつ未来ある日本酒の世界を、ぜひお楽しみください!