
橘花-KIKKA-GIN 澪標
¥7,700.- (500ml、税込)
奈良県御所市の「大和蒸溜所」より“橘花-KIKKA GIN- 澪標(みおつくし)“が新入荷。
“風の森”で知られる「油長酒造」の新たな取組みとして、築150年の古民家をリノベーションし、ジンに特化した蒸留所を設立。それが「大和蒸溜所」。250年以上前の街並みが残る『御所まち』の景観に溶け込むように佇む蒸留所。土間に据え付けられた蒸溜器が立ち並ぶ姿は、まさに異空間。日本古来の和とジンを作る蒸溜設備。それらが見事に融合した情景に、思わず圧倒されます。
定番として蒸溜される“橘花-KIKKA GIN-“は、奈良県に古くから伝わる柑橘果実〈大和橘〉とセリ科の〈大和当帰〉、そしてジンの核となる〈ジュニパーベリー〉を使用していますが、今回の“澪標”は、その3種に加え、奈良県産の〈和梨〉にフィーチャー。「大和蒸溜所」の位置する御所市の隣、大淀町と五條市にまたがる大阿太高原は、栽培面積の小ささから全国的には知られていませんが、梨の名産地として歴史のある地域。特に札幌農学校で農業を学んだ奥徳平氏は、この地に果樹園を開き、黒斑病に弱い梨を守るため、パラフィン紙をかぶせ防除する方法を開発。この方法は全国に広まり、100年以上を経た今でも使用されています。
今回の“KIKKA GIN”には、北海道から海を渡り、奈良の梨の道しるべとなった奥氏へ敬意を表し“澪標”と命名。ボタニカルには奈良県産の〈和梨〉に加え、〈レモングラス〉、〈いちじくの葉〉などを使用。梨由来のみずみずしい甘みと相まって、レモンドロップのような爽やかな味わいが広がります。やわらかく心地よい、それでいて複雑なテイスト、そして深みのあるグラッシーな香りのバランスを楽しめるジンに仕上がっています。