入荷情報

写真:不二正宗 純米吟醸生 雄山錦 雄山の不二

不二正宗 純米吟醸生 雄山錦 雄山の不二

¥3,410.- (1.8L、税込)

¥1,815.- (720ml、税込)

宮城県村田町の「大沼酒造店」より“不二正宗 純米吟醸生 雄山錦 雄山の不二”が新入荷。

創業は江戸時代中期の正徳二年(1712年)。紅花などの拠点として栄えていた、現・宮城県村田町に「大沼酒造店」は誕生しました。明治三年、視察で訪れた初代・宮城県知事の松平正直が、飲んだお酒の味わいに感動。この世で一番のお酒になるようにと、その酒を"乾坤一"と名付けましたが、実はそれ以前は、創業以来"不二正宗"という銘柄で販売されておりました。2022年3月に村田町を襲った大きな地震で建物が崩れるなど、被害を受けた「大沼酒造店」でしたが、その復興を機にかつての銘柄名を復活させ、意欲的に取り組む試験醸造酒などに、この“不二正宗”の名を冠しています。

今期1本目の“不二正宗”は、富山県産〈雄山錦〉で仕込んだ純米吟醸の生酒。〈雄山錦〉は、富山県農業技術センター農業試験場にて〈ひだほまれ〉と〈秋田酒33号〉を交配し、平成12年度より富山県の水稲奨励品種に採用された酒造好適米。米粒が大きくて、麹づくりに必要な心白(米の中央部の白い部分)ができやすく、タンパク質の含有量も少なめ。しかも稲の幹が太く倒れにくいという、数々の条件の揃ったの素晴らしい酒米です。

その〈雄山錦〉を全量に使用し、50%まで磨きあげた純米吟醸。しっかりとした味わい、それでいて落ち着きのある上品さが特徴。年末の濃いめの料理にも負けずバランスのとれる味わいと、後味の軽やかさが心地よく調和しています。穏やかでで色気のある酒質が、次々と盃を進ませる1本といえるでしょう。