
秋鹿 山廃酛しぼりにごり生酒 クレマン・ド・ノゼ
¥2,530.- (720ml、税込)
大阪府能勢町の「秋鹿酒造」より“秋鹿 山廃酛しぼりにごり生酒 クレマン・ド・ノゼ”が新入荷。
“酛”=“酒母”とは、読んで字のごとく『日本酒の母』のような存在で、日本酒を作る土台となるもの。蒸米、麹、酵母、水、乳酸によって酒母は造られ、その酒母を造る目的とは、アルコールを生成するための酵母を大量に培養することにあります。なかでも“山廃造り”に使用する、“山廃酛”は、酒蔵の中に生息する乳酸菌を取り込むことによって造られる酒母であり、乳酸菌が作り出す乳酸によって酒母は酸性となります。この“山廃酛”をそのままの状態で搾ったシュワシュワのにごり酒を、瓶に直詰めしたのが、こちらの“秋鹿 山廃酛しぼりにごり生酒 クレマン・ド・ノゼ”です。
酒母をそのまま搾ったお酒ですから、その酸度はすさまじく、なんと8.5!! 爽快に酸っぱいお酒と仕上がっているのですが、対して日本酒度は-63(!)というとても甘口の味わいに。つまり甘さをもってして高い酸度との調和を、微妙なバランスで図っています。香りは穏やか。ほんのりとこうばしく南国を感じさせるような側面も。口当たりは瑞々しく軽快。甘みはありますが、爽やかなリンゴ風の酸味がしっかりと感じられ、上品な甘酸っぱさが心地よく感じます。ラムネを彷彿とさせる甘旨なシュワシュワ酒。飲み心地もよく、食事をより引き立てるお酒として楽しめます!