入荷情報

写真:天狗舞×能登大慶 能登を紬ぐ

天狗舞×能登大慶 能登を紬ぐ

¥2,530.- (720ml、税込)

石川県白山市の「車多酒造」より“天狗舞×能登大慶 能登を紬ぐ”が新入荷。

令和6年1月1日の能登半島地震により、一瞬で全壊してしまった石川県珠洲市の「櫻田酒造」。被害を目にした蔵元杜氏である櫻田博克氏は、一面に広がる瓦礫を見て『もう商売は終わりだ』と半ばあきらめ、眠れない日々が続いたと言います。しかし『ここで辞めたら絶対に後悔する』との思いが強まり、もう一度酒造りをしようと決断しました。まず一歩前に踏み出せたのは、倒壊した建物のがれきのすき間で割れずに残っていた約1000本のお酒と、使える状態だった酒米の存在。そんな時に櫻田社長に声を掛けたのが、古くから親交のある白山市の「車多酒造」の車多一成社長。『生きていてくれて良かった。うちができることは何でもやらせてもらう』と最大限の協力を約束しました。

こちらのお酒は、「櫻田酒造」次期蔵元である弱冠20歳の櫻田慎太郎氏が、能登のお酒を同世代に知って欲しい、さらには次の世代へ『能登を紬いでいく』との一念で、「車多酒造」の設備にて醸した1本。「車多酒造」では、岡田杜氏の指導のもと、20代の蔵人が中心となり最大限のバックアップ体制をとり、ともに醸し上げました。

原料米には石川県産の〈百万石乃白〉、仕込水には白山の〈百年地下水〉、そして酵母は〈金沢酵母〉を使用し、加賀と能登のオール石川で仕込みを行いました。若い世代にお酒を知っていただくきっかけにしたいという慎太郎氏の思いから、味わいはフレッシュな旨みを生かしたモダンさを前面に、それでいて“大慶”と“天狗舞”の味わいの基礎となる部分を残した、チャレンジングな仕上がりといえるでしょう。売上のすべての利益は、「櫻田酒造」の復興資金となります。

ぜひ、皆さんも能登の再興に思いを馳せつつ、“能登大慶+天狗舞”を飲んで、復興支援の一端を担っていただけませんでしょうか。能登は日本酒にとって、非常に大切な地域です。皆さんのご協力を、よろしくお願い申し上げます!